[00:06.02]「晩餐会の象徴のように設置された、大きな写し鏡。 [00:11.32]その鏡には、7人の少女たちがこの場所を [00:16.21]訪れなかったケースの映像が映し出されていて…。」 [00:19.84] [00:23.77]壊死は進み 循環する 悲哀観念 最終楽章へ [00:46.68] [00:48.29]居並ぶ 嬲る 奈落少女 glow 愚弄 苦楽殺傷 [00:56.99]楽団員達は 死旋律弾(ひ)いて [01:07.86] [01:08.95]最高の 偽幸者(ぎこうしゃ)に為りたい [01:14.43]そんな悪夢(ゆめ)を見ていた [01:20.42]ここはそう 薄暗い ショーケースだ [01:28.46]光は奪われて 届かない [01:35.76] [01:37.72]「どうしたの?あなたも欲しくはないの?」 [01:40.77] [01:42.30]「みんな、みんな錯覚だったんだ。 [01:46.14]やっぱりこんなの、幸せであるはずがないじゃないっ……!」 [01:50.32] [01:55.09]薬効のない 不具合 遅すぎる 最後通牒だ [02:07.11]血塗られた 白旗は もう意味を成さずに [02:19.10]有耶無耶 病むは 弱き証左 已むに 已まず 痛覚抹消 [02:28.31]反吐が出るような 自己完結を呪う [02:39.27] [02:40.63]網膜は 確かに映した [02:45.66]世界像の変革を [02:51.59]今はもう どんなに目 見開いても [02:59.56]錯覚だったのか 見つからない [03:05.48] [03:05.94]「違う。私が、私たちが欲していたのは、 [03:11.37]もっと尊くて……どこまでも純粋なっ……」 [03:14.91] [03:15.57]「そんな幸せは一過性のもので、すぐに儚く終わってしまうものよ? [03:20.92]それよりも、私の与えられるモノのほうが [03:24.44]永続的で正しいとは思わない?あはははっ……!」 [03:29.37] [03:30.16]「あなたは このリンゴを 食べるの? [03:38.92]入っているのが毒かは知らない……」 [03:49.45] [03:50.30]最高の 偽幸者(ぎこうしゃ)に為りたい [03:55.43]そんな悪夢(ゆめ)を見ていた [04:01.29]ここはそう 薄暗い ショーケースだ [04:09.30]光は奪われた [04:12.95]逃れられない 運命(さだめ)を 感じた [04:19.63]少女は 薬(それ)を飲んだ [04:25.37]哀れなる 七人(しちにん)に 加わり笑う [04:33.25]たった 一人の 観客へと [04:40.58]「例えこれが毒リンゴだとわかっていても、 [04:44.55]今よりも楽になれるのなら……もういい」 [04:48.72] [04:50.58]「ふふっ、痛くて苦しいのは、最初だけ。 [04:56.02]すぐに気持ちよくなれるから、ね?」 [04:58.87] [05:00.66]「ありとあらゆる災禍から美しいものを…… [05:04.48]あなたたちを保護してあげる。 [05:07.14]何も劣化なんてさせはしない。ずっとずっと、 [05:10.91]ここに一緒にいましょ?生きて、いたいのなら……」 [05:15.58] [05:16.99]「何が正しくて、何が間違っているのか。 [05:20.17]一人一人にある小さな世界像を描き変えるのは…… [05:24.19]いつだって抗えないほどの力だった」 [05:26.90] [05:27.73]「魔女と七人の美しい少女は、 [05:31.10]森の奥深くでいつまでも幸せに暮らしましたとさ……。 [05:37.58]多分、ね。ふふふふっ……!あはは、あははははっ!!」 [05:50.86] [05:54.15]