憎しみを花束に代えて 憎しみを花束に代えて あんなにも… 燃えていた <恋人>への気持ちが 何故なのか… 欠片さえ… 見つからない 色褪せた <過去の追憶>を… 捲るような気持ちね ほろ苦く… 懐かしい 私の中の星空で… 貴方は <一番輝いてる星>だったのに 嗚呼―― 何故?!何故なの?何故なのよ 永遠を誓った二人なのに すれ違い… 絡み付く… <灰色>の視線の中で 唯… <目的を失った女>が立ち尽くす あの時のことは 今でもちょっと不思議なの 私が 私じゃ なくなった感じ そうね きっと私 あの時 生まれ変わったのね そう 人は 何時だって 何度だって 変われるわ だから どんなに現在が 最低でも <アナタの可能性>まで諦めないで 不条理が支配する この<第九の現実>で 憎しみを花束に代えて 一目見て<大衆の常識から逸脱した>女だと判った だが、鮮烈なその<色彩感>に目が離せなかった ――なんて 後に<私を見出してくれた恩人>は私にそう語った 見つめ返せば 目を逸らすような 男達の中で <その初老の紳士>だけは違った 運命ね私達 こんな<流行のカフェテラス>で出逢った 今日の記念に<不要になった薔薇の花束>は <イカした洋服のオジさま>にあげるわ 「ああ、でも中の物は返してね ――これが<モデル>と<デザイナ>との 出逢いだったわ で いきなりスカウトよ! ねぇ<女性記者さん>信じられる 私と出逢わなければ 嗚呼… あの後 死ぬ心算だったって 最期に美味い<珈琲> 砂糖多めで 呷ったら 「苦いのは 人生だけで 充分さ」と それには私も同意だわ けれど 諦めないで それでも尚 苦しみを花束に代えて ――その後—— <彼>は 私に プロポーズしてくれたわ 嗚呼… 嬉しかったけれど でも 気付いたの私… この<男>を 愛せないと 何故… 人生は… こんなに… 上手くいかないの やっと… 誠実に… 私を… 愛してくれる <優しい男性>に出逢えたのに… そうね… 悪いのは ごめんなさい… ごめんなさい… いい子にしてるから 痛くしないで<お父様> <元恋人>への 執着を 失って それ 異性への 熱情も 失ってしまったのかしら 「告白」するわ 私… <同性>が好きだ 最初に好きなったのは モデル仲間の「ルナ <元恋人>を掠め盗った<♀狐>だと 蔑んでいたけど いつの間にか <対抗>意識 が 恋心に <閃きを取り戻した巨匠>の肝入りで 突然 やって来た <新入り>が 生意気ね たっぶりと愛を盛って 可愛いがってあげたわ それでも 気の強い あの娘は 引かなかった 女の闘いは 恨み妬み嫉み絡み 愛と友情の歴史 いつの間にか あの娘のペースに 巻き込まれていった こ れ は 運命ね私達 今は 貴女のこと嫌いじゃないわ えっ!?じゃぁ、付き合っちゃう いいねぇ!……なんて、マジ、リーム―(笑) それからも 繰り返し 恋に落ち 恋に破れ 人生への 情熱も 失うほど思い詰めたけれど でも… やっばり… それでも 私…<異性とか同性とか報われるとか報われないとか細かい打算は捨て置きさておき正直人を愛するこの生き方>が好きだ そうね… 昔から 花が好きな 女の子だったわ 辛い時にいつも 慰められていたの 人は<感情が抑え切れない>時ほど 心に一輪の花を持つべきなのよ そう… 気付いた時 <構想>が生まれたの ――そして その提案に <恋愛にこそ発展しなかったが親愛なる友人達>もノってくれたわ 賛同してくれた花屋の娘に want you need you mad you I want you あっ、でもソレはあた別のお話っ 税込定価の50%寄付金額として児童虐待防止団体へのキャッシュフロー 作ったわ アナタが<傷つきながらも堪えた>今日は 無意味じゃない 誰かの<未来>へと変わる 負の感情の波に 呑まれないで 哀しみを花束に代えて 何故に… 人間は… 偏見という 檻の中を抜け出せない 私らしく… 私は生きよう <苦難が降り注ぐ人生>の荒野を <不毛にして不快と否定されることも多い愛欲>の荒野を そうてあなた、その洋服、素敵ね