[00:01.83]名もなき女の詩 [00:03.97] [00:21.68](What does a poem really mean to her The unknown lady that remained unrecognised in the chronicle. She is the NEIN.) [00:35.43] [00:35.88]通り過ぎた遥かな灯が [00:45.03]落とした影に花は移ろい [00:53.54]乾いた風が 撫でた女の肌に [01:02.96]深い皺を刻む [01:09.89] [01:10.48]嗚呼… 朱い空を征く 白い旅鳥よ [01:19.89]お前は【辿り着くべき場所】をしっているのかい? [01:28.05] [01:28.55]嗚呼… 連れて行っておくれ [01:32.74]置いていかないで [01:37.02]声に出来ない声 [01:43.39] [01:45.03]遠ざかる《風景》(光)に 手を伸ばした[第九の現実](闇)に [01:53.29]確かなものなど何一つ無く [02:00.27] [02:01.61]逃げ込んだ 儚い《幻想》(夢) 舞い散る花びらの中 [02:10.87]笑う貴方 と 私 と 二人の…… [02:18.74] [02:24.47](愛の詩人バラッドよ。今宵その方の謁見を許すは他でもない。陛下の即位10年を祝し、祝いの詩(うた)を捧げるがいい) [02:34.93] [02:35.27]追憶に揺れる可憐なる其の《朽花》(はな)に、 [02:46.23]咲き誇る薔薇は永遠に届かない…… [02:56.33] [02:56.69](バラッド! その方、無礼であるぞ…! …………続きがあったか……) [02:58.58] [02:58.73]然れど… 然れど… 唯… 一輪… [03:03.99]この世の… 常ならざる… 薔薇が在る! [03:09.53] [03:09.72](うんうん… そう! ….世界を!……如くに? ) [03:10.36] [03:10.51]冬枯れの世界を常春が如くに、 [03:15.40]照らし賜う美は誰ぞ? [03:18.67] [03:19.03](おお!) [03:19.53] [03:19.87]\其れぞ、我らが女王陛下!!!/ [03:22.72] [03:26.45](The man put his heart into self-defence and had a long life but his artistic soul died. What would people from coming ages evaluate What was the thing he really wanted to defend) [03:42.10] [03:52.58]わぁー、粉挽き屋の旦那に聞いたんスけど、 [03:55.02]うちの親方がモテなさ過ぎて、 [03:56.56]とち狂って遂に女かどわかして来たってマジっスか? [03:58.85]……って、ヤッベ。マジだッ!(馬鹿野郎!) [04:00.76] [04:01.30]おぉ、気が付いたかい? [04:04.69](アンタ、この水車小屋の近くの森で倒れていたところをよ、ここに運び込んだのさ) [04:16.74]でスよねぇ~! [04:18.09] [04:18.33]やぶ医者の奴の話では… [04:22.86]過労と栄養不足だろうってさ… [04:27.69]このままじゃ… 危なかった… だろうってさ… だが… [04:34.57] [04:34.76]《命の恩人》(彼)【俺】は笑って何か取り出した [04:38.66]あんた、本当にツイてたな。さぁ、遠慮はいらねぇ。どんどん食えよ。 [04:47.02]パンなら売るほどあるんだ! って! [04:51.36] [04:52.41]まぁ、パン屋っスからねぇ! [04:54.80]いい食べっぷりだなぁ、姉さん! [04:57.53]Très bon! [04:59.33] [04:59.52]ーーそんな経緯(いきさつ)で… 一命を取り留めた私だったが… [05:02.07]ある心境の変化に戸惑い… 愕然とした後… [05:05.56]不思議と前向きに… 生まれ変わったような気持ちで… [05:07.50]暫し… パン屋さんのお仕事を… [05:09.54]手伝うことにしたのであった…… [05:10.85] [05:11.18]パン屋の朝は本気(マジ)でヤバいぜッ! [05:14.48]鶏<(より)太陽<(より)早起きで生地を [05:18.46]捏ねる → 捏ねる →捏ねる → 寝るZzz…(ルーナ!) [05:22.94] [05:23.09]ウチのパンは生地がウマいぜッ! [05:26.46]麦の種類→粉の挽き方→水に至るまで [05:30.56]拘る → 拘る → 拘る → 割る [05:34.78] [05:35.09]風土の関係で 我が国の小麦は [05:38.87]他国の様には ふっくら膨らまないけど [05:42.95]外はパッリパリ 中はモッチモチ [05:46.99]工夫次第じゃ まだまだ美味くなる!? [05:51.20] [05:51.50]ウチのパンで皆の腹をパンパンにしてやるぜッ!!! [05:55.43] [06:03.37]焼き上げ時の指示はムズいぜッ! [06:06.76]長くても×(だめ) 短くても×(だめ) 石窯と睨めっこ [06:11.03]様子見 → 様子見 → 様子見 → 炭? [06:15.12] [06:15.36]口は悪いが 腕は悪くない [06:19.10]顔も悪いが それは 「放っとけよ!」 [06:23.03]場所は帝都パリ 美味さは論の勿 [06:26.97] [06:27.27](親方の出べその看板が目印) [06:31.09] [06:31.44]ウチのパンでお前の腹もパンパンにしてやるぜッ!!! [06:36.42] [06:59.61]逢う方なき影 追う日々の 光を見失い [07:11.67]傷を負う程に 老う事に 疲れたのかも 知れなかった…… [07:22.82] [07:23.52]倒れる以前の… 私ならきっと… [07:29.73]這ってでも旅を… 続けたのでしょうね… [07:35.35]《挫けそうな心を励ましてくれる存在》(口ずさむ歌)でもあれば違ったの? [07:42.04]薄情な女ね けれど…… [07:48.25] [07:48.85]人並みの《幸福》(しあわせ)を 願ってはいけませんか? [07:55.22]《苦難》(冬)を乗り越え 咲くのが《花の命》(女)だもの [08:01.31]もし此れが借り物の《物語》(人生)だとしても [08:07.63]《傍で愛してくれる人の笑顔》(春の光)を浴びて散りたい…… [08:12.66] [08:13.90](Those who lives in the coming ages will know the name of the woman.) [08:24.76] [08:26.65]by:Gladiolus