[00:22.10]初めて”視た”のは十六になった頃だった [00:26.20]見えない何かで隔てられたその世界は [00:29.60]眼鏡のない不明瞭な視界でも [00:33.44]普通じゃないことだけは理解できた [00:38.66] [00:44.14]無数の愚鈍に埋もれるのが苦痛だった [00:48.20]凡才とは違うことを証明みせたかった [00:51.87]友人など堕落を呼ぶ魔物だと [00:55.56]信じ込んだ 「私は特別なんだ」 [00:59.37] [00:59.37]欲しい物でも知りたい事でも [01:02.98]何不自由することないこの手が [01:06.66]並大抵の人より劣っているだなんて [01:10.10]そんなはずない、と [01:13.51] [01:13.57]ハウディ! [01:14.00]ノスタルジックな世界を見せてよ [01:17.71]彼岸へと渡るロマンス [01:20.77]あと少しで真理に届きそうなんだ [01:25.11]虚ろな眼差しの先に [01:29.15] [01:41.21]いつだってそうだった 黄泉が口を開くのは [01:45.39]私が手を伸ばすその一瞬だけ [01:49.12]触れそうになる度にいつも目が醒めて [01:52.79]物足りないよ もっと向こうをよく観察(み)たい [01:56.72] [01:56.72]「君は奇怪なことをするから」 [02:00.12]気味悪がられて厄介者扱い [02:03.22]低俗な民衆共は私が優良種だと [02:07.51]なぜわからないの? [02:10.64] [02:10.64]ハウディ! [02:11.17]こんなとこ私の居るべき場所じゃない [02:14.91]驕り高ぶる俊豪 [02:18.30]あと少しで真理を暴けそうなんだ [02:22.26]信じた期待はどこへ [02:26.44] [02:38.12]そんな期待外れな世界は見せないで [02:42.61]刑場を辿るロマンス [02:45.77]後戻りしたくてもリセットできない [02:49.93]虚ろな眼差しは濁ったグラス玉 [02:53.31] [02:53.31]こんなとこ私の居るべき場所じゃない [02:57.20]足を掬われた道化は [03:00.23]囚われたかのように暴いた奇跡が [03:04.73]自分の鬼籍だとも知らずに