[00:00.000] 作词 : 川谷絵音 [00:01.000] 作曲 : 川谷絵音 [00:14.61]今日も洗濯をしながら聴くのはトムヨークの声。 [00:20.48]何にも考えなくて済むこの時間が好き。 [00:24.35] [00:27.71]あの頃は私の全ては音楽だったし、ピアノが私そのものだった。 [00:36.91]歌うことも大好きだった。 [00:38.40] [00:41.63]でも、いつからか私は音楽になれないことに気付き始めた。 [00:49.78]魔法が解けてしまったと、そう思った。 [00:56.25]総司と結婚したのもちょうどその頃。私は幸せだった。 [01:02.32] [01:10.13]眠れない夜、総司の枕元に転がっている鞠を触りながら [01:16.77]何となくメロディーを口ずさんだ。 [01:31.31]「私は無敵だ。」 [01:33.88]そう思った。何故だかはわかってる。 [01:39.62]夜に魔法をかけられたから。 [01:41.93] [01:44.02]私は鞠をそっと元の枕元に戻した。 [01:49.91]私は乱暴には扱わないからね。 [01:55.03]誰かが「ふふっ」と笑った気がした。