[00:23.00]旅鳥 有為の奥へ山越え [00:28.84]吹き颪す 絆に柵もひとことに [00:35.15] [00:35.52]紅葉散らせよ天狗 遊ぶ時代の風 [00:41.74]狭い俗世そんなに急いで何処へ往くんだい [00:47.13] [00:48.30]浮世に興無し 虚仮が相手じゃ脅してみてもつまらない [00:54.97]常か無常か 精々踊れ屍夜叉 [01:01.26]馴れ合うは自由 憂うも自由 うつす命は如何程 [01:08.23]嗚呼 昔も今も賢しらに渡れや 人の縁 [01:15.96] [01:30.16]世も姥も捨てて野なれ山なれ [01:36.30]流れども 移ろわぬもののあるべきか [01:42.68] [01:42.90]秋霖時雨る唐紅 朽ちる一夜の露 [01:49.03]鈍言葉で何を怪せと云うんだい [01:54.40] [01:56.35]あたらしの下天 生き様ぐらい選び獲りてもいいだろう [02:03.20]狂気の沙汰 悪鬼羅刹も札三枚 [02:09.26]飾れば錦 滅せば芥 仇雪ぐは霧細 [02:16.17]嗚呼 まことの嘘を艶やかに描けや 花の宴 [02:24.03] [02:57.37]世は事も無し 是も非も無し 幻どもがゆめのあと [03:03.72]見果たすはただ愛しき空骸 [03:10.13]僻に倣うには互いの様 与太も浮き名も徒然 [03:16.87]さア 語りて明かそう 戯れに結べや 人の縁 [03:25.95] [03:38.95]旅鳥 偶の羽根休らえば [03:44.95]流れども せめて我が庵を仮宿に [03:53.57]