[00:08.90] [00:24.15] [00:33.10]「月夜に手を取り此処から逃げ出しましょう [00:43.27]故郷に捨てられても貴方の眼に映るのは誰?」 [00:53.30] [00:53.51]濡れた畦道を行く懐かしい影を追い [00:59.07]永久へと誘う まほろばを望むなら [01:06.83] [01:08.31]霞にぼやけた薄紅の(あやかしの) [01:17.20]花びらが(口づけが)降り注ぐ [01:21.54]夢に現に 永別れた人の聲を聴く [01:33.87](逆さに吹く風の中で) [01:40.58] [01:50.45]「叶わぬ願いが蔓延る世界ならば [02:00.72]継ぎ接ぎだらけでいい…飽きるまでは語らいましょう」 [02:10.78] [02:11.19](帰り道を忘れぬように) [02:16.40]私の迷いは黄昏に消えていく [02:23.86] [02:23.97]移絡め取られた運命に(あやかしの) [02:31.96]呑み込まれ(蜘蛛の毒) [02:34.60]結ばれた過去と明日が [02:39.61]心を今この地に縛るから [02:50.05] [03:00.13]揺らめいた篝火に照らされた向こう側 [03:09.25]焦げ付いた影が近付く足音 [03:14.32]戻らない刻が 喪った人が 手招きする [03:24.64]“此処へおいで――” [03:29.23] [03:29.84]化けの皮が剥がれてしまえば [03:35.14]永久へと誘う 幻は砕け散る [03:43.00] [03:44.20]霞が晴れたら紅の(美しく) [03:53.12]椿(カメリア)が(鮮やかに)咲き誇る [03:57.63] [03:57.82]目覚めた場所で解いた糸を手繰り [04:04.95](貴方は)貴方は また誰かを [04:11.01]寂しさから救うでしょう [04:16.18]だから今は夢に現に [04:21.35]さよならを呟いただけ [04:30.28](涙攫う風も止んで) [04:51.50] [04:59.63]