[00:16.440]切れかけた街灯に照らされて [00:18.970]明灭缲り返す人々の影 [00:21.710]ゴムの匂いと空気の湿り気 [00:24.430]静寂と呼ぶには、はなはだ多弁 [00:27.100]したがって 定まらぬ视点 [00:29.420]星を滑って 東北に流転 [00:32.120]蛾が群がって どうせ无駄だって [00:34.820]梦に焼け落ちて あとは何もねえ [00:38.850]行き先のない乗车券 [00:41.530]此岸の终わりの夕景 [00:44.150]地球の裏の荒野へ [00:46.830]早く连れてってくれ [00:49.470]夏の庭に犬の骨 [00:52.150]死屍累々の日付 [00:54.780]それを踏んづけて明日へ [00:57.580]気管支炎の音符で [01:00.090]血を吐くまでは歌え [01:02.800]放射状、北の山背 [01:05.580]そこに咲いた花さえ [01:08.320]冒涜は许されて [01:10.580] [01:20.830]僕は舌打ちをしたこの街へ [01:23.390]いや 舌打ちしたのは街の方で [01:25.990]砂場に子供らの神話体系 [01:28.730]その一粒ごと神は宿って [01:31.410]絡まって 切れぬ社会性 [01:33.740]みだりに越えて 唾を吐き掛け [01:36.430]我が塞がって 来世疑って [01:39.070]無様に燃えて あとは何もねえ [01:42.360] [01:43.220]獣と人の分岐点 [01:45.850]命にたかる銀蝿 [01:48.560]精子は靈地の巡礼 [01:51.160]死ぬには早い降雪 [01:53.250] [01:53.820]国道沿いのラブホテル [01:56.510]トワイライト純潔で [01:59.270]言葉足らずの夜明け [02:01.830]吃音的な世の果て [02:04.520]それを飲み込んでは咽せる [02:07.190]結露に滴るカーテン [02:09.950]命が今焼け落ちて [02:12.590]車道に冬の銀河系 [02:14.920] [02:25.120]トラックの荷台に跨がって [02:27.770]歳月が通り過ぎた [02:30.470]交叉点て横転して [02:33.080]血を流していた [02:37.000]窓越しにそれを見ていたら [02:41.730]命がじりじりと焦げる音を聞いた [02:46.720] [02:47.730]スピードと摩擦 [02:50.320]火花を散らして [02:53.200]スピードと摩擦 [02:55.600]内臓を焦がして [02:57.470] [02:59.630]体内に発车の汽笛 [03:02.240]血液は逃避の路线 [03:04.970]旅立っては 近づいて [03:07.640]离れてくのはどうして [03:10.260]苛立ちは尚叫んで [03:13.010]ひび割れた今日の风景 [03:15.610]地表にうがつささくれ [03:18.240]二月は无垢な难破船 [03:21.260]スピードと摩擦 [03:23.730]内臓を焦がして