黒真珠姫 青い海の中 揺れる光のオーロラ 重い瞼は開けて 天を仰ぎ見るの 真珠色の素肌 黒く腐り堕ちてゆく 残された声をあげて 歌う恋の歌 あーどうかあなたのもとに 風に乗って届きますよう 持ってる命をささげた 私を思い出してほしいのです ただれた指からふわり舞い上がる銀 孤独な心の闇を たたえる魔の精 誰も悪くはない 誰の裏切りなどない ただいとしさの涙を抑えられなくて 夜の月夜流れ星よ その光を分け与えて 瑠璃色に輝く髪 あなたの熱い目で見てほしい 意識は薄れ夢現 囁く波の狭間から いつか聞いた声に涙が出て 愛しさが青に溶けていく