ブランコ 空から落ちてくる 雫を見てた 菱形の涙をそっと拭いながら 無数の砂はキラリと 脈打ち流れ 僕の瞳から呑み込んでいく 君はまだ三日月につるされたまま 夢の角から 意識の果てまで 満たされてないのに死んではダメだ 僕の背骨は乾いてしまって 羽を生やすことがもうできなくて 砂の沙湖に溺れてゆく