捨てた花束 作词 : risou 作曲 : risou 不揃いな花束を海に投げ込んだ 揃わない二人の最後には映えた 「大事にしてくれているのはわかっているんだけど でもね。多分、君の好きな人は私じゃないね」 二人は潜ったまま、浮いている花束を何も見えない夜の海で探した ありもしない幸せを探しているようだった その瞬間が、幸せだと気づけなかったのだ 「口にすれば、なくなってしまうような二人だったね 友達に戻るのは簡単だった 簡単なだけだ」 大事にしていたものが未だ残っているくせに 今はまるで腫れ物のように触れ、目を背けた 信じていた言葉が、信じられた言葉が 事実さえも嘘に変えてしまって 息継ぎをしようとして、海をあがってみれば そこには隔った花束 私たちみたい 二人は黙ったまま、流される花達を靄が覆う朝の中見送った 一度持った幸せを手放すような仕草 水面に涙が浸かっていくようだ