夜の砂 作词 : risou 作曲 : risou 「花火を見に行こう」なんて 君が嬉しそうに話すから 満天の空が映えていた夏の砂浜 どこかで読んだ小説みたいだった 呆れてしまうような人ごみを抜けて 柄にもなく、はしゃいでる君を見て あぁ、この人は素敵に笑うんだな 不器用に惹かれてしまったよ あぁ、晩夏に花火が舞って 不意に君の名前が口をついた あぁ、あの日の僕はわからなかったんだろう 夜の砂、恋が埋まっていたことを 気持ちはひどく正直で 痛みがそっと伴って、居座った 背景で波が揺れていた夏の砂浜 終わりに着いた小説みたいだった あぁ、何度も花火が鳴って 打ち上がる度、君を染めていく もう君の顔ばかり見てしまうのに 僕にはまるで気づいてくれないな 花火の隙を埋めるように君は言う 「もうじき、終わってしまうね。」 手を握ることも出来ないまま僕は、隣に立っていたんだ あぁ、何度も花火は咲いた 終わりを見てしまうのが怖いだけだ あぁ、あれから僕は変われなかったんだろう 君が好きだと言えないままだ 言わなきゃな