[00:52.790]すべてを投げ出しここまで来たけど、 [01:05.134]どうやら一人にはなれないらしい。 [01:15.495]君は誰だい。不思議な姿だね。 [01:27.838]森の妖精だとでもいうのかい。 [01:37.638]俺を一人にしてくれ。そのためにここへ来た。 [01:49.127]そんな綺麗な虹色の葉っぱを、見せたって無駄だからな。 [02:24.102]雨上がりの森には、それはそれは美しい虹色の花が咲いた。 [02:46.963]これもお前が、俺の気を惹くためにわざわざ用意したのかい? [03:08.800]そんなことして何を企んでる森の精。 [03:20.820]俺を一人にして欲しいんだよ。 [03:27.056]この世界には悲しい事が…… [03:36.040]多すぎてさ……もう嫌になったんだ…… [03:45.209]なぁ……頼むから邪魔しないでくれるか。 [03:55.649]忘れたいことばかりあるんだ。 [04:03.325]ほらわかったろ、だからさ。 [04:09.186]目の前から消えてくれ。 [04:14.884]もの言いたげな目をしているな。 [04:21.327]最後に訊いてやろう。 [04:26.398]森が色づいたら、僕らの旅が始まるんだ。 [04:37.780]辛いことにも、さよならを言うよ。 [04:43.883]ばいばい、記憶の底で