樹木の軋む真冬の静けさに急がされて 雪に残す足跡 辿り着く先そこは 季節外れの花の咲くあたたかな部屋だと 願う様に見つめている 12月の夜だから 窓を遥か瞬く星座の生まれた頃から 幾千もの祈りが込められている 変わり行く時の中で心を通わせ合い 夢の様な電飾に酔う12月の夜だけど 瞳を閉じても消えない光を湛えた星を 僕はひとつ飾ろう もみの木へと