君看よ双眼の色 作曲 : 菅野よう子 君看よ双眼の色(禅语朗读) 百尺竿頭一歩を進む、 春色高下無く、花枝自ずから短長。 応に住する所無くして、その心を生ずべし。 水を掬すれば月手に在り、 花を弄すれば香衣に満つ。 吾が心秋月に似たり、碧潭清うして皎潔たり。 古人刻苦光明、必ず盛大なり。 林下十年の夢、湖邊一笑新たなり。 心は万境に随って転ず、転処実に能く幽なり。 流れに随って性を認得すれば、 喜も無く、復た憂も無し。 君看よ双眼の色、語らざれば愁い無きに似たり。