なんてね、 「好きだよ。」と言えば小さく 「好きだよ。」と返ってくる それがただ嬉しくて 全部 愛おしくて あなたの部屋の ソファー左側 もう私の居場所じゃなくなってしまうのね ずっと二人でいたいと思ってた 眠りもせずに くだらない話 笑いあった日々 私 幸せだった 「好きだよ。」と言えば小さく 「ごめんね。」と返ってくる ありふれたラブソングが 「戻れない」と歌っていた 冷めたコーヒー ねえせめて今日 帰るまではあなたの恋人でいさせて ずっと二人でいられると思ってた あなたのこと 泣いて引き留めて 最後まで良い恋人じゃなくてごめんね いつか「好き」ってなくなっちゃうのかなあ 何もなくてもあなたがいれば ただそれだけで 私 良かったのに ねえ ちゃんと私 大丈夫になるから また恋をするから あなたの私より少し冷たい手の温度も ちょっと丸まった背中も 照れくさそうに名前を呼ぶ声も きっと忘れられる 忘れられる なんてね、