[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:00.527] 作曲 : ZUN [00:01.55]畏れらるる [00:03.17]神でもなく [00:04.89]妖でもなく [00:07.82]たとい けして触れられぬ魔物としても [00:20.71]ただただ笑っている [00:41.99]穢れた掌を翳しては [00:48.62]その痕に口吻ながら [00:55.28]吸うは黒紫の輝き [01:01.96]うねりを上げて包み込ませて [01:08.23]忌み嫌われたものと共にありながらも [01:14.80]まるでそれは何か美しいものとばかり [01:23.24]愛おしげに [01:27.38]遥か遠く [01:30.62]人及ばぬところ [01:34.35]その禍をその身に引き受け [01:40.63]それに体濡らしても 塗れながらも [01:47.81]在り続けることを快として [01:54.48]ただただ笑っている [02:11.61]浸ること この身の求むままに [02:18.23]浴ること この身の求むままに [02:24.53]誰にも見咎められないで [02:31.18]独り紡ぐ禍事を [02:40.35]穢れた体を抱いて [02:46.96]その瘴気に踊りながら [02:53.66]纏う亡者のざわめき [03:00.33]呪わしき渦に洗われながら [03:06.56]人には映らぬ何かを見据えるが故 [03:13.08]まるでそれは何か尊いものとばかり [03:21.48]愉しげに [03:25.72]遥か高く [03:28.96]人及ばぬところ [03:32.75]その災をその身に引き受け [03:39.02]それで体満たしては 無邪気に笑う [03:46.09]まるでそれしか知らないという [03:52.75]人形のようでいて [04:02.80]そも [04:03.26]神という一つの系(姿)でなく [04:09.47]妖という一つの系(姿)でなく [04:16.60]どちらでもない系(姿)として在るのなら [04:22.97]それは山に住まう魔と [04:30.76]遥かずっと [04:34.04]人及ばぬところ [04:37.78]その始まりに込められた想い [04:44.09]宿す心善き意志の願いのままに [04:51.17]善なるマモノがそこにいて [04:57.90]ゆえにずっと [05:00.83]人及ばぬところ [05:04.43]その一切をその身に引き受け [05:10.73]今も幼き心は刻まれたまま [05:17.78]たといその体は穢れようとも [05:24.44]屈託のないままに [05:31.21]ただただ笑っている