[00:00.67] [00:56.43]ねえ私 気付いたの [01:02.83]世界は こんなにも静かだと [01:07.34]もう ここに聞こえるのは [01:12.67]私の小さな心音くらいで [01:18.97] [01:23.12]何の音も聞こえないのだけど [01:27.64]けして傷つけられることもない [01:37.60] [01:38.18]ねえ私 わかったの [01:43.70]何にも 意味なんてないのだと [01:48.55]もう 何も感じなくても [01:53.59]それでいいかなって思えてるの [02:00.36] [02:04.15]だれも私に気付かないのだけど [02:08.66]誰の声も聞こえない 私一人きり [02:18.78] [02:19.21]夢見るように [02:21.62]目を瞑り [02:24.49]おのれの鼓動だけを [02:28.93]聞きながら [02:30.18]かつてない [02:31.77]静寂の満ちゆく [02:35.05]得たものの尊さを抱きしめながら [02:42.57]静かに■(わら)っている [02:48.14] [02:50.33]その色彩を使い果たして [02:55.49]ただ仄暗い光産む器官 [03:00.70]かつて自分自身が恐れ疎んだ [03:05.85]けして読み取れぬ空虚を宿して [03:13.45] [03:24.03]————静かに刻む。 [03:28.94]瞳は眠り続ける。 [03:34.06]目覚めの時は。 [03:39.05]遠く遥か 誰も知らない。 [03:44.13] [03:44.47]空虚を湛えて。 [03:49.16]満たされた心が囁く [03:54.34] [03:54.68]きっと 今なら [03:57.14]今なら きっとね [03:59.54]わたしも■■(わらえる)気がするから。 [04:08.85] [04:30.26]透明に [04:33.01]形作る [04:35.62]その表情に色彩は [04:39.14]宿らないのだけど [04:41.13]かつてない [04:43.10]平穏のあるなら [04:45.68]喪ったものの大きさも知らなくていい [04:51.01]■■(わら)って■(ない)て■(あい)を■(なげい)て [04:56.59]それらの意味も全部棄て去っても [05:01.64]胸に宿す亡失の心に [05:06.51]たった一カケラだけ残るそのエゴが [05:12.49]いつまでも膿む傷となる。 [05:21.66]それでも虚ろに■■(わらい)続ける————。 [05:30.12]