トラソルの鳥籠 作词 : 諏訪部順一 作曲 : 飯田高広 Why その背に 翼などありはしないのに まだ見ぬ世界に憧れ Why 飛べない 変わらぬ景色が誘う 未熟な理想の末路に 箱庭の中 気づかないふりで 貪るまた甘い蜜だけを 歪な殻 Why 流れる 涙の意味さえ分からずに ただこの世界を憎んで Why おもねる 偽りの言葉ならべて その身を劣情に焦がす 闇雲にまだ 乾かない傷に 爪立てその 肉叢を抉る 流れる深紅 ありもせぬ楽園を夢見 束の間の快楽に溺れ 今ここに生きる意味さえも 確かめず嘆く愚者の群れ 回り続ける運命の輪が 導いていくタナトスの岸 抗う術はすでに奪われ 心の声に背を向け耳を塞ぐ 箱庭の中気づかないふりで 貪るまた 甘い蜜だけを 歪な殻 闇雲にまだ 乾かない傷に 爪立てその 肉叢を抉る 流れる深紅