小さなアートショップ "私をこうしたのは誰?" 気取ったオーナーと 疲れきった店員は 誰にも目もくれず 彼はひどく 非現実的な 気がしていた 彼は公園のベンチに腰をかけ 冷たい風に 震えるようなものだと思った 夕暮れの街 誰もが 安らぎを求め 歩いていく時 彼は一人 今までより ちょっぴり刺激的なことをしてみようと思う 路地裏を歩く 彼女の口元が 何か少し 可笑しそうだというふうに ゆるんでいるのが 彼にはそれが 彼女の夢のように思えた あんまり かわいくない子猫だった それでも 一生懸命唄おうとしていた