[00:00.00] [00:25.29]明日の傷は擦れて消える筈の夕日並ぶ烏僕を [00:29.49]刺し笑んで、 [00:30.79]位相ずれる其れら彼方声が嘲く、嘆く、騒ぐ。 [00:34.71]それが卑しくて。 [00:36.20]堕落すべき過ぎた時計、 [00:38.19]嘘の壁が迫り問いに惑う。 [00:40.17]「知らないな。」 [00:41.36]腐る程に余る心の甘受、 [00:43.88]揺れる、揺れる。 [00:44.93]それは、それは。 [00:45.92]大事だねぇ。 [00:46.85] [00:57.17]優しい壁ばかり増えるんだ。 [00:59.72]顔も声も、演ずる様に。 [01:02.28]悲しい事なんて隠すんだ。 [01:04.93]偽せた顔の笑む惨状で。 [01:07.61]虚しい声だって霞むんだ。 [01:10.23]朽ちた音は聴きたくないや [01:13.06]夕影、凪いで [01:15.66]ただ、そんな風景に飛び降りたくて [01:18.98] [01:29.40]刺さる。媚びる。途切る。 [01:30.95]陰る。潜る。隠る。 [01:32.38]閉める。荒れる。感染る。 [01:33.66]知らないよ? [01:34.92]苦く。辛く。気衝く。欺く。 [01:36.72]偽悪く。喘ぐ。傾ぐ。呻く。 [01:38.79]君が悪いんだ。 [01:40.18]鉄の弦が僕を嗤う昼間、 [01:42.64]錆びた赤が砂と煙る閃光は、 [01:45.43]走る君を端に眺め僅か解る。 [01:48.10]夢が割れる過程、知る最後。 [01:50.73]出会う朝は、それはそれは [01:52.76]晴れた空に流る雲が白い、 [01:54.99]「幻想だ。」 [01:56.25]膿んだ傷が犯す脳と、 [01:58.29]踊る理想自問自答。 [02:00.20]「狂い違う様。」 [02:01.50]惰性毟る僕を撫でる刻は黙り、 [02:04.32]やがて命を削る、知らぬ間に。 [02:06.80]それは僕に知らす。 [02:08.47]「君が君に出来る事は最早在ることだけ?」と。 [02:12.32] [02:22.95]優しい壁だって壊すんだ。 [02:25.02]どうせ誰の助けも無いよ。 [02:27.68]悲しい顔だって晒すんだ。 [02:30.33]どうだ?笑え。 [02:31.67]気が狂うまで。 [02:33.14]犯しい声だって喘げるんだ。 [02:35.72]腐した訳は知りたくないや。 [02:38.73]夕幻、鳴いて。 [02:40.95]ただ、そんな感情抱いたりしてさ。