[00:00.000] 作词 : Naotaro Moriyama/Kaito Okachimachi [00:01.000] 作曲 : Naotaro Moriyama/Kaito Okachimachi [00:13.94]燃えるようなアスファルトの上漂ってる [00:19.81]揺らめく町の景色それは蜃気楼 [00:26.09]動かなくなった老人死人さながらに [00:31.90]徘徊する時は躊躇いを重ね過ぎて行く [00:38.62]探さないでくださいと書き置いた履歴書 [00:44.04]引きずるデニムの裾は地上から数センチ浮いている [00:51.16]判決を待つ受刑者のような瞳で [00:56.80]逃げ遅れた獲物は安らかな眠りを探している [01:03.66]右手にかざした勇気はもう乾涸びて [01:09.27]左手に抱えて愛情は砕け散ったまま [01:15.98]それでも捨てきれないこの存在はなんだろう [01:22.06]果てのない真ん中で微かに震えたまま [01:41.18]一斉に鳴きだしたそれはセミなのか鳥なのか [01:46.97]羽を持つすべての人々を見下ろすもの [01:53.14]ここからぼくがいなくなればそれでいいんだろう [01:58.90]誰もいない世界には何も語ることはない [02:05.63]夕暮れは暗闇に滲むオレンジ色のインク [02:11.50]知らぬ間に愛を覚え愛故に傷ついて [02:18.14]落とした涙の毒は海に垂れ流されて [02:23.44]すれ違う者は皆エキストラのように霞んでゆく [02:30.76]悪いのは全部ぼくのせいだなんて言わないで [02:36.48]笑えないのは君のせいだなんて思ってない [02:43.34]黄昏に浮かぶ鳥の群れを見上げれば [02:48.90]誰の物でもない溜め息は溢れるだろう [02:55.77]右手にかざした勇気はもう乾涸びて [03:01.43]左手に抱えて愛情は砕け散ったまま [03:07.96]それでも捨てきれないこの存在はなんだろう [03:14.28]果てのない真ん中で微かに震えたまま