[00:42.120]昔昔、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。 [00:45.134]子供がいなかった二人は [00:47.169]いつも神様に御参りして、「どうぞ、私達に子供をお授けください。どんなに小さな子供でも結構です。」と祈っておりました。 [01:03.113]するとある日、おばあさんの親指がプックリプクン、と膨らんできて、 [01:10.067]そこから小さな小さな子供が生まれてきたのです。 [01:15.034]丁度、おじいさんの親指ぐらいの男の子でした。 [01:20.056]なんと、まぁ、この子は~身の丈一寸、小指の大きさ。 [01:30.044]二人は早速、この小さな子供に「一寸法師」と言う名前を付け、大事に大事に育てました。 [01:40.123]幾度正月が巡ってきても、一寸法師は小さなまま。 [01:46.224]二人は不思議に思いましたが、それでも幸せに暮らしていました。