[00:26.490]春すぎて夏来(け)にけらし [00:32.490]青々と若葉煌めく [00:37.490]霧晴れた山野のさきに [00:42.490]風恋しくそよぐ [00:48.490]深い緑萌ゆる 小道ひとり歩めば [00:59.490]いつしか密やかに想い馳せ [01:03.490]我が心彩どる遠き記憶 [01:10.490]遥かなる詩が聞こえる [01:15.490]さやかに木霊が響く [01:21.490]周りは悠久な大自然 [01:26.490]澄み渡る杜の香り [01:48.490]しゃらりしゃらりと 鈴の音鳴らし [01:54.490]足任せに山野をあゆむ [02:00.490]古川の音は さらりさらり澄みやかに [02:05.490]我が心和ませる [02:10.490]草原を彩る ワタスゲの白穂は [02:19.490]夏風にさやさや揺すられて [02:26.490]ふわり身を放ち我が身を包む [02:34.490]耳を澄ませば聞こえる [02:40.490]葉音が優しく歌う [02:45.490]五感で感じる大湿原 [02:51.490]澄み渡る花の香り [02:58.490]「初夏が香るこの時期は、美しく咲き誇る水芭蕉が見所です。イタリア君のお家では、 [03:08.490]美味しく実ったトマトの畑が景色一面に広がっているようで…是非一度、行ってみたいですね。」 [03:37.490]木漏れ日 煌めく水面は [03:42.490]緑青色に輝く [03:48.490]白樺の小道から眺めれば [03:54.490]淡い世界に癒される [03:58.490]仰ぎ見る若草の丘 [04:04.490]敷き詰める青紫の花 [04:09.490]美しき色彩に囲まれて [04:15.490]澄み渡る初夏の香り