[00:32.150]俺にとって鹿児島は いつも泣いてた [00:40.000]ひ弱で不親切で 邪険な街だった [00:48.170]親父とお袋は泥にまみれ 銭をうらやみ [00:55.930]そのど真ん中で俺は 打ち震えていた [01:04.019]ごうごうと不安が立ち昇る住家を [01:12.049]凍える風が暮らしを すり抜けてゆく(いた) [01:20.090]雨どいをつたう雫を見るのが たまらなく嫌だった [01:28.349]逃げだしたくて思いを 掻き毟るだけだった・・・ [01:35.230]俺の人生は 何処から始まり [01:42.500]いったい何処で終ってしまうんだろう? [01:51.110]突き動かされるあの時のまま [01:58.890]そう いつかの少年みたいに [02:40.199]乾ききれない浴衣が 揺れていた [02:48.089]縁側の向こう遠い記憶が霞んでく [02:55.329]俺は今揺れる船の上に立ち [03:04.099]叩きつける7月の雨を見ている [03:12.030]全てが1秒ごとに 意味深く進んでる [03:19.939]水平線からどてっぱらに陽が昇る [03:28.039]今日と昨日とが激しく違う事を知った今 [03:35.959]俺は鹿児島をつんざく波に捨てた・・・ [03:43.220]俺の人生は 何処から始まり [03:51.149]いったい何処で終ってしまうんだろう? [03:59.129]突き動かされるあの時のまま [04:06.599]そう いつかの少年みたいに [04:15.219]俺の人生は 何処から始まり [04:23.120]いったい何処で終ってしまうんだろう? [04:30.699]突き動かされるあの時のまま [04:38.889]そう いつかの少年みたいに