[00:00.50] [00:23.09]霧がかかる 切りなく 仕切りに問う [00:24.96]まだ行くのか?まだ歩くのか? [00:26.91]たどり着いた場所には華は咲いているのか? [00:29.30]そもそも何処に向かっているのか? [00:31.45]いつからか地図を失くし街の中で立ち止まる [00:33.83]周りの奴らが幸せそうに見える [00:35.99]街頭はちゃんと俺の事を照らしているか? [00:38.20]ショーウィンドウはちゃんと俺の事を写しているのか? [00:40.43]分からないことばかりで分かった気になっちまう [00:42.66]なんだかんだ言って自分のことが一番分からず [00:44.91]草原で星を読む羊飼いになれたら [00:47.08]波の上で風を読む漁師になれたら [00:49.35]大都会東京で迷いまくる日々です [00:51.50]巡りめく情報に振り回される日々です [00:53.81]誰がどうとかは関係ないからいい加減空を見上げろ [00:58.33]見上げれば火の鳥が颯爽と滑走し [01:00.57]見るものを圧倒し目の前に降り立つ [01:02.79]「遅せぇぞ あんたが来るのはいつだってギリギリだ [01:05.11]悪いな今日も背中を借りるぜ」 [01:07.27]迷わず迷える力がある [01:09.43]誰にでも頼れる弱さがある [01:11.69]こんな俺にだってドラマはある [01:13.89]死ぬ気でやれば生は輝く [01:16.19]儚く揺れる命の泉で [01:18.46]沈みながら息を吸いギリギリで気づいた [01:20.66]死ぬために生きているわけないじゃん [01:22.72]死後の世界には興味がない [01:25.11]それでも毎朝消え入るほどに辛いのはいったいいつ以来だろう [01:29.55]静かに告白しずらい悩みをネットじゃなくて暗闇に問うた [01:34.21]途端に吸い込まれていく言葉の虚しさよ [01:37.33]嗚呼なんと無力 [01:38.48]進んだと思ったのに戻っているスゴロク [01:40.79]先を見る目は未だ鋭く [01:43.06]目の前で追い抜かれるのを [01:44.86]何も出来ず見ていた [01:45.80]明らかに諦めがすぐそこまで来ていた [01:47.82]それでも魂は誰にも売れない [01:50.16]俺も高く飛びたい [01:52.13]火の鳥の背に乗り風に乗りそのまま [01:54.61]日本海を渡りきりアジア?ユーラシアへ [01:56.82]シャンハイから明日にはシンアン?トグファン [01:59.08]チベット?トンコウ?マッコウクツ [02:01.36]想像力をエンジンに空を駆ける不死鳥 [02:03.53]情熱に共鳴しシンクロする心臓 [02:05.68]空を疾走する様流星の如く [02:08.04]艶やかな色彩虹の如く [02:10.30]羽ばたく翼にしっかりと掴まり [02:12.56]二人だけで歌を歌い暗闇を切り裂き [02:14.61]月明かりを頼りに砂漠や山脈を [02:16.92]越えながらこのまま大陸を跨ぐぞ [02:19.24]迷わず迷える力がある [02:21.31]誰にでも頼れる弱さがある [02:23.56]こんな俺にだってドラマはある [02:25.82]死ぬ気でやれば生は輝く [02:28.17] [02:46.03]ことごとく綻ぶ心の隙間に [02:48.23]今日も乾いた風が吹き込む [02:50.41]孤独ぶって嘆くのは簡単なことだけど [02:52.62]それを力に変えるのは至難の技だ [02:54.89]どこまでも無様でカッコ悪いのは自分が一番知ってる [02:59.06]それでも悲劇のヒロインなんかじゃなくて [03:01.61]自分の人生の主人公になりたい [03:03.91]「ねぇ 俺今すげぇ強気なこと言った気がする」 [03:06.22]火の鳥の耳元で少年は囁く [03:08.42]「でもさ なんかもう大丈夫な気がしてきたんだ」 [03:10.73]躊躇いながら少年は続けた [03:12.92]「それよりさ 俺思うんだけどあんたのこと [03:15.66]他に待ってる奴がいると思うんだ [03:17.56]だから次はそいつのとこに行ってやってよ」 [03:19.68]「ありがとう 俺は戻るよ」 [03:21.87]火の鳥は飛び去り風に乗りそのまま [03:24.41]気づくと元居た場所に戻ったが [03:26.76]以前とは違う自分に気づく [03:28.89]いつもより強く言い聞かせる [03:31.10]「迷わず迷える力がある [03:33.07]誰にでも頼れる弱さがある [03:35.48]こんな俺にだってドラマはある [03:37.55]死ぬ気でやれば生は輝く」 [03:40.95]